正式版 9.0.2008の後継となる正式版 9.0.2011がリリースされました。
9.0.2008からの変更点は以下の通りとなります。
主要な変更点
- ウェブシールドの刷新 : ウェブシールドのシステムを1から書き直し、これまでの透過プロキシ方式を利用しないようになりました。これにより、各種ファイアウォールとの互換性問題の解決が図られるとともに、全体的なパフォーマンスと安定性が向上します。同時に、これまでのウェブシールドでは検知できなかったマルウェアも、検知できるようになります。
(※訳注:この変更はWindows 7あるいはそれ以降のOSでのみ有効で、XP/Vistaでは、これまで通りの透過プロキシ方式が用いられています。これはOSの制限によるものです。) - ファイアウォールの改善 : ファイアウォールのシステムにも大幅な変更が加えられました。これにより、JavaやVPNソフトウェアとの互換性問題の改善が図られます。
- インストーラーの改善 : インストーラーが早い段階からavastのセルフディフェンス機能により保護されるようになりました。これにより、マルウェアに既に感染しているコンピュータにおいても、avastのインストールが妨害される可能性が低くなります。
- ファイルシステムシールドの改善 : ファイルシステムシールドのドライバが書き直され、ファイルコピーやソフトのインストールなどの際のパフォーマンスが向上しました。
- ブラウザ・クリーンアップの改善 : ブラウザ・クリーンアップが改良され、より多くのツールバーやPUBEs (Potentially Unwanted Browser Extensions / 不要なブラウザ拡張機能)の駆除が可能となりました。
- チュートリアルの追加 : 有償製品の体験版を利用しているユーザーに対して、avastの有償機能について説明を行う、チュートリアルが追加されました。
- その他、これまでに報告された様々なバグが修正されています。
また、次の機能が追加されました。
追加された機能
- GrimeFighter : 買収したJumpshot社の技術を用いた、コンピュータの環境改善・高速化ユーティリティー"GrimeFighter"との統合が図られました。これは現在のセキュアライン(VPN製品)と同様、有償で販売される別製品となりますが、通常のavast! アンチウイルス内にも連携機能が搭載されます。
連携機能により、今後数週間のうちに、コンピュータのパフォーマンスに関する通知が表示されます。 - SafePrice : ある種の製品を購入する際に、それらを購入するより安全なウェブサイトに誘導したり、あるいは同様の製品をより安価に提供しているウェブサイトを紹介したりする機能です。現在のavast! Online Securityプラグインに同梱され、設定から有効・無効を切り替えられます。
こちらも、今後数週間をかけて徐々に有効化される予定です。
既知の問題
- IE11の拡張保護モードが有効の場合、IE向けのプラグインavast! Online Securityが機能しません。
更新するには、タスクトレイのavastアイコンを右クリックし、更新 → プログラム をクリックします。
あるいは、メインウィンドウから設定 → 更新 → プログラム → 更新する をクリックすることでも可能です。
プログラムの更新なので、アップデート終了後に再起動が必要になります。
通常は必要ありませんが、最新版をダウンロードしたい場合はこちらからどうぞ。
無料アンチウイルス: http://files.avast.com/iavs9x/avast_free_antivirus_setup.exe
プロアンチウイルス: http://files.avast.com/iavs9x/avast_pro_antivirus_setup.exe
インターネットセキュリティ: http://files.avast.com/iavs9x/avast_internet_security_setup.exe
プレミア: http://files.avast.com/iavs9x/avast_premier_antivirus_setup.exe
英語版の原文はこちらから
AVAST 2014 Program update (9.0.2011)
http://forum.avast.com/index.php?topic=142936.0